2017年2月24日 (金)

地球に似た7惑星の発見

 38光年といえば、光の速度で38年ということですから大変遠い距離であることには間違いありませんが、宇宙的スケールの中では太陽系のご近所という事になりますね。

 そこに「トラピスト1」という恒星があって、7つの地球型惑星があるというのですから、スゴイ発見です。

 インターネットに「【解説】地球に似た7惑星を発見、生命に理想的」(ナショナル ジオグラフィック日本版 2/23(木) 19:09配信)とありましたが、それによりますと、

『これらの惑星は、大きさが地球と同じくらいで、表面には水だけでなく生命さえ存在できるかもしれない。』

 というのですから、夢膨らみますね。
 但し、「トラピスト1」は、太陽の質量のおよそ8%、明るさは1000分の1程度しかないM型矮星で、銀河系ではよく見られるタイプの星だそうです。
 しかし惑星の方は、大きさだけでなく質量も地球と同じくらいで、岩石惑星と考えられるそうですが、厚い大気に包まれた小さな天体である可能性(木星型惑星)もあるとのことです。

 仮に、地球型惑星であれば、トラピスト1e、1f、1gの3つの惑星は、まさにハビタブルゾーン(生命が生きられる領域)にある可能性が。中でも科学者たちが特に関心を寄せているのは、主星から5番目に近い軌道を回るトラピスト1fで、生命が栄えるのに理想的な場所かもしれないと言われているそうです。

 とはいえ簡単に喜べないのは、この惑星系は規模の上でも構造の上でも、木星とガリレオ衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)の系によく似ていて、片方の半球は常に温められていて、他方の半球は永遠に極寒の夜空の下にあるようなので、生物の生存にはかなり厳しい環境にあるということです。

 従って、「トラピスト1」の温暖な惑星のいくつかは、「居住可能という言葉からイメージされるような穏やかな海辺というよりは、内部から噴き上がってくる溶岩により2000年ごとに表面が完全に新しくなるイオに似ているかもしれません」とカナダ、モントリオール大学のローレン・ワイス氏は述べているそうです。

 “ヒト”のような高等生物の生存は難しいようですが、以前、本ブログでも紹介しましたように「驚異の生物(いきもの)たち」は沢山おります。

 マリアナ海溝チャレンジャー海淵から単離された新種のバクテリア「(学名)Colwellia marinimaniae( コルベ リア マリニマニエ)」は1,200気圧(6℃)を好み、1,400気圧まで増殖することができるそうです。
 ちなみに1,200気圧とは1200kgの固まりが1平方センチメートル に乗っかっている状態に等しく、これは軽自動車に足の親指の爪を踏まれ続けている感覚に近いとのことです。10,911メートルの深度を持つチャレンジャー海淵は1,090気圧のとんでもない環境ですが、逆に大気圧では生育することができない特性を持っているとのことです。
 軽自動車の下に踏まれたくらいの圧力の中が一番最適というのですから、誠に様々な生物がいるものです。

 NHK放送大学の「現代生物科学:第1回 生物多様性とは」(講師:松本忠夫・東京大学名誉教授)を視聴していましたら、「極限微生物の生息例」としてこんな紹介がありました。

・超高温(90~113℃、最適105℃)
   :古細菌(Pyrobolus fumarii)
・超高圧(マリアナ海溝のチャレンジャー海淵、10,900m)
   :何百種という細菌や古細菌
・強放射線(100万ラド、広島原爆の1,000倍)
   :Deinococcus radiodurans
・長深度(地下3,000m)
   :SLIME(地下岩石帯・独立栄養生物)
・超低温(南極の氷床下にあるボストーク湖)
   :多数種の細菌が生息している可能性

 誠にも驚きですね。
 105℃が最適という生物がいたり、海上から10㎞もの海底という超高圧の海淵で生息する生物(!)、更には広島型原爆の1,000倍という放射能でも破壊されない生物、地下3,000mで生息する生物、そして、レーダー観測によれば南極の氷床下4,000mには、琵琶湖の10倍くらいのボストーク湖があり、そこでは多数種の細菌が生息している可能性があるとのことです。

 という訳で、“ヒト”から見て過酷な環境の中でも生息できる生物はいくらでもいますので、「トラピスト1」にも生命存在の可能性は高いかもしれませんね。

        (牧野尚一:H29.02.24)

祝 皇太子殿下御誕生日

 2月23日は、皇太子殿下満57歳の御誕生日でございます。心よりお祝い申し上げます。

 宮内庁のホームページ「皇太子殿下のお誕生日に際しての記者会見(会見年月日:平成29年2月21日)」が紹介されてあり、深く感銘いたしました。

「次期皇位継承者である殿下ご自身は象徴天皇とはどのような存在で,その活動はどうあるべきとお考えでしょうか。」との質問については、

『象徴天皇については,陛下が繰り返し述べられていますように,また,私自身もこれまで何度かお話ししたように,過去の天皇が歩んでこられた道と,そしてまた,天皇は日本国,そして日本国民統合の象徴であるという憲法の規定に思いを致して,国民と苦楽を共にしながら,国民の幸せを願い,象徴とはどうあるべきか,その望ましい在り方を求め続けるということが大切であると思います。』

 と述べておられます。

 そして、『このような考えは,都を離れることがかなわなかった過去の天皇も同様に強くお持ちでいらっしゃったようです。』と、平安時代の嵯峨天皇、鎌倉時代の後嵯峨天皇、伏見天皇、南北朝時代の北朝の後光厳天皇、室町時代の後花園天皇、後土御門天皇、後柏原天皇、そして戦国時代の後奈良天皇等についてご紹介くださいました。

 同じく宮内庁のホームページに紹介されています「皇太子殿下のお誕生日に際してのご近影」のビデオやお写真を拝見しますと、ご一家の仲睦まじいご様子、雅子妃殿下のますますお健やかなご様子、そして中学3年生の愛子様のますますお健やかなご成長のご様子をお伺いできまして、大変嬉しく拝見させていただきました。

 天皇皇后両陛下、皇太子殿下ご一家はじめ、ご皇室のますますの弥栄を心より祈念申し上げます。

        (牧野尚一:H29.02.23)

健全な民主主義の発展のために

 生長の家総裁・谷口雅宣先生が、先生のブログ『唐松模様』で『2017年2月20日(月) “代替事実”はウソ?』と題して、素晴らしいご指導をいただいています。深く感銘しました。ありがとうございます。
 ぜひ、熟読・味読ください。

 総裁先生は、最後にこう述べられておられます。

『ところで私は、ここに挙げられたような政治家とメディアとの関係では、アメリカのジャーナリズムの反応に全面的に賛成する。世界最強の国で最高権力を握るアメリカ大統領が、国民や世界に対して事実を告げずに、自分に都合のいい解釈や、事実を曲げた情報を“代替事実”として発表するようになれば、民主主義は崩壊する。また、世界には間違った判断が蔓延して、戦争や災害を含めた悲惨な事態に陥る可能性が大きい。かつてのイラク戦争が、当時のブッシュ大統領の事実誤認と判断の間違いによって起こったことは、読者の記憶にも新しいだろう。その結果、アフガニスタンとイラクは崩壊し、破壊と荒廃の中から立ち現れた「イスラーム国」なるテロ集団が今、世界を震撼させているのである。』

 このように、判断の間違いがどんなに大きな災禍を招くかは明らかです。
 事実誤認は、判断を誤らせる元ですので、常に正しい事実が多くの人々に公開されていてこそ、国内政治も国際政治も健全に発展して行く事ができます。
 この意味で、メディアの正しい働きは大きな意義があります。
 殊に民主主義は、大勢の人々の健全な良識によって支えられるシステムですので、一方的な操作された情報だけでは誤った判断に結びついて、健全な民主主義の発展が阻害されます。
 そして最後は、結局判断するのは国民自身ですから、やはり、常に国民の健全な良識と判断が全てを決定します。
 様々な情報の中から取捨選択して、常に正しい判断をするためには、やはり「神の子・人間」の自覚を深め、常に「自己内在の神性」の声に従うという日常生活を送り、「神の声」に導かれた選択をすることが大切ですね。

        (牧野尚一:H29.02.20)

※以下の紹介文は、世界聖典普及協会HPからの転載です。

・『戦後の運動の変化について
  誌友会のためのブックレットシリーズ4』
  谷口雅宣(著) 
定価 245円 (本体 227円+税)
  A5判・並製/90頁 ISBN978-4-531-05915-7
  宗教法人「生長の家」刊/日本教文社発売

【内容紹介】 

 本書では、戦後の冷戦時代の運動が、その後の世界状況の変化の中で、どのように変わってきたかを解説しながら、教えの周縁部分は時代に応じて変化してきたものの、教えの中心部分は一貫して不変であることが説かれています。
 ちなみに本誌の表紙イラストは、教えの中心部分を中央の円柱型の矢印で表し、教えの周縁部分をらせん状に巻いた矢印で表し、中心は変わらないものの、周縁部分は多様に変化しながら向上していく様を象徴したものとなっています。
 今回、この「運動の変化について」のご文章を収録するに当たり、統計的な数字を最新データに更新するとともに、本文の活字を大きくし、難読文字にはルビを追加し、持ち運びにも便利なブックレット形式とすることで、誌友会のテキストとして活用しやすいものとしました。会員・信徒の皆様に精読をお勧めします。

【目次より】
はじめに
第1章 運動の変化について
 1 人類の環境破壊の歴史
 2 “冷戦”の大きな影響
 3 明治憲法復元に向けて
 4 “政治の季節”の終焉
 5 冷戦の終焉
 6 自然から奪うグローバル化
 7 鎮護国家から世界平和へ
 8 鎮護国家の意味
 9 生長の家の「鎮護国家」
 10 「護国の神剣」は両刃の剣
 11 唯物思想が生んだ地球温暖化
 12 宗教目玉焼き論
 13 “コトバの力”を正しく理解する
 14 コトバの表現は人・時・処で変わる
 15 形は事物の本質ではない
 16 現状の「改善」でなく「転換」のために

第2章 運動の変化と宗教の使命
 1 歴史の中で運動を考える
 2 教えの中心は変わらない

・『“人間・神の子”は立憲主義の基礎
  なぜ安倍政治ではいけないのか?
  誌友会のためのブックレットシリーズ3』
 谷口雅宣(監修)/生長の家国際本部ブックレット編集室(著作)

 定価 245円 (本体 227円+税)  A5判・並製/80頁 
ISBN978-4-531-05914-0
 宗教法人「生長の家」刊/日本教文社発売

【内容紹介】 

 生長の家は2016年6月9日、夏の参議院選挙に対する生長の家の方針「与党とその候補者を支持しない」を発表しました。
 本書の発刊の背景には、安倍政権が、「立憲主義」を軽視し、生長の家の信仰と相容れない政策や政治運営を行ってきたことがあります。このまま安倍政権に政治を任せておけば、政権に都合の良い憲法改正が行われ、独裁政治に陥る危険性があるのです。しかし、それを理解するためには、まず「立憲主義」について学び、生長の家の“人間・神の子”の教えが「立憲主義」の基礎となることを知らなければなりません。本書はそのことがコンパクトにまとめられています。
 第1章「“人間・神の子”は立憲主義の基礎」では、「立憲主義」の意味を述べた後、“人間・神の子”の教えは、基本的人権が尊重される根拠になると説明。第2章「立憲主義の否定――安倍政権は独裁への道を開く恐れがある」では、安倍政権が、自ら敵を作り出す安全保障政策を行い、対外危機をあおって国民の支持を得て、民主主義を利用して独裁政治に進む可能性を示しています。一方、第3章「“神の子”の良心に基づく立憲民主主義と平和をめざして」では、民主主義が独裁政治を防ぐことができると確認し、生長の家が目指す国の形を明示しています。

【目次より】
はじめに
第1章 “人間・神の子”は立憲主義の基礎
 1 立憲主義とは何か
 2 立憲主義は近代天皇制の根幹
 3 立憲主義の基礎となる“人間・神の子”の教え

第2章 立憲主義の否定――安倍政権は独裁への道を開く恐れがある
 1 多数者の支持による独裁
 2 自ら敵を作り出す安全保障政策
 3 緊急事態条項による“内閣独裁”

第3章 “神の子”の良心に基づく立憲民主主義と平和をめざして

                            以上

2017年2月 6日 (月)

『戦後の運動の変化について』

 この度、誌友会のためのブックレットシリーズの第4弾として生長の家総裁・谷口雅宣先生著『戦後の運動の変化について』(生長の家刊)が発刊されました。

 2012年(平成24年)11月に発刊された、谷口雅宣先生著『宗教はなぜ都会を離れるか?』(生長の家刊)の第1章を独立させ、統計的数値を更新したうえに、2014年(平成26年)11月の秋季記念式典での総裁先生のスピーチが収録されています。

 熟読・味読いただいて、「生長の家」の光明化運動の戦後の流れと、世界の変化の関係について理解を深めましょう。

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       (牧野尚一:H29.02.06)

※以下の紹介文は、世界聖典普及協会HPからの転載です。

・『戦後の運動の変化について
  誌友会のためのブックレットシリーズ4』
  谷口雅宣(著
) 定価 245円 (本体 227円+税)
  A5判・並製/90頁 ISBN978-4-531-05915-7
  宗教法人「生長の家」刊/日本教文社発売

【内容紹介】 

 本書では、戦後の冷戦時代の運動が、その後の世界状況の変化の中で、どのように変わってきたかを解説しながら、教えの周縁部分は時代に応じて変化してきたものの、教えの中心部分は一貫して不変であることが説かれています。
 ちなみに本誌の表紙イラストは、教えの中心部分を中央の円柱型の矢印で表し、教えの周縁部分をらせん状に巻いた矢印で表し、中心は変わらないものの、周縁部分は多様に変化しながら向上していく様を象徴したものとなっています。
 今回、この「運動の変化について」のご文章を収録するに当たり、統計的な数字を最新データに更新するとともに、本文の活字を大きくし、難読文字にはルビを追加し、持ち運びにも便利なブックレット形式とすることで、誌友会のテキストとして活用しやすいものとしました。会員・信徒の皆様に精読をお勧めします。

【目次より】
はじめに
第1章 運動の変化について
 1 人類の環境破壊の歴史
 2 “冷戦”の大きな影響
 3 明治憲法復元に向けて
 4 “政治の季節”の終焉
 5 冷戦の終焉
 6 自然から奪うグローバル化
 7 鎮護国家から世界平和へ
 8 鎮護国家の意味
 9 生長の家の「鎮護国家」
 10 「護国の神剣」は両刃の剣
 11 唯物思想が生んだ地球温暖化
 12 宗教目玉焼き論
 13 “コトバの力”を正しく理解する
 14 コトバの表現は人・時・処で変わる
 15 形は事物の本質ではない
 16 現状の「改善」でなく「転換」のために

第2章 運動の変化と宗教の使命
 1 歴史の中で運動を考える
 2 教えの中心は変わらない

・『宗教はなぜ都会を離れるか? 世界平和実現のために
 谷口雅宣(著) 
定価 1,500円 (本体 1,389円+税)
 四六判・上製/388頁 ISBN978-4-531-05912-6
 宗教法人「生長の家」刊/日本教文社発売

【内容紹介】 

宗教改革は“森の中”から

人類社会が「都市化」へと偏向しつつある現代において、宗教は都会を離れ、自然に還り、世界平和に貢献する本来の働きを遂行する時期に来ている。

 本書は、国際本部移転後の生長の家の運動の方向性を示す、ブログ記事や全国幹部研鑽会での講話、秋季大祭での挨拶などを収録したもので、第1部「宗教は動く」、第2部「新しい文明の実現を目指して」の2部立て、全7章で構成。

 第1部第1章「運動の変化について」では、時代即応の生長の家の運動の変遷について詳述。第2章「神・自然・人間の大調和に向けて」では、『大自然讃歌』と『観世音菩薩讃歌』は、谷口雅春先生の『四部経』や『生命の實相』に説かれた「自然と人間の調和」に関する教えを補強されたものであることを明示。

 第2部第1章「偏りのない文明の構築へ」と第2章「対称性の論理を学ぶ」では、生活の中で「都会」と「自然」のバランスをとることの必要性を、第3章「宗教における都市と自然」では、宗教が都会から自然の中へと本拠地を移すことの意義を詳述。第4章『「ムスビ」の働きで新価値を創造しよう』では、タカミムスビノカミ(高御産巣日神)とカミムスビノカミ(神産巣日神)を新価値創造の「ムスビ」の神様と意識して運動することを提唱。第5章「なぜ肉食から遠ざかるべきか?」は、肉食忌避の宗教的意義を詳述している。

 著者は本書の中で、宗教が都会を離れ、自然に還り、世界平和に貢献すべき時であると強調している。生長の家信徒だけでなく、若い世代を含め、多くの人々に勧めたい。

【目次より】
第一部 宗教は動く
 第一章 運動の変化について
 第二章 神・自然・人間の大調和に向けて

第二部 新しい文明の実現を目指して
 第一章 偏りのない文明の構築へ
 第二章 対称性の論理を学ぶ
 第三章 宗教における都市と自然
 第四章 「ムスビ」の働きで新価値を創造しよう
 第五章 なぜ肉食から遠ざかるべきか?

参考年表
初出一覧
参考文献

●「はしがき」より
私たちの心の持ち方は、生活の場が都市と自然の中とでは大きく異なる。そして、「都会的要素の偏重」は人間の本性に反する。このことが重要なのは、今日、世界の人類の半数以上が都市生活者になったからで、それによって今後、人間社会はもちろん、資源・エネルギーの需要や環境への影響もマイナスの方向に拡大すると予測されるのである。私は、人類社会が「都市化」という一方向へ偏りつつあることが、現代の様々な問題を生む大きな原因の一つだと考える。

                          以 上

2017年1月21日 (土)

新生を感謝する祈り

 生長の家創始者・谷口雅春先生のご著書に『聖経 真理の吟唱』(日本教文社刊)というご本があります。全部で85のお祈りが収録されています。今日はその最初のお祈り、「新生を感謝する祈り」をご紹介します。

『われらここに新しき日を迎う。感謝すべきかな。われ神に感謝し奉り、さらに天地一切のものに感謝し奉る。覚めている間も、眠っている間も、一分一秒といえども、神の護りなくしては私たちは生きていられなかったはずである。日光は、空気は、水は、食物は、すべて神より来たり、私たちを養い給うたのであり、これからも常に養い給うのである。新しき年を迎うるにあたり、過去の御護りに感謝し奉るとともに、今後もまた神の御護りの篤からんことを希い奉り、神の御恩に報い奉らんがために、神から与えられたる使命に誠心をつくして邁進せんことを誓い奉る。』

 誠に新年にふさわしい、素晴らしいお祈りです。同時に、「生長の家」では、日々新生、毎日が新年と教えられておりますので、今日も新年、明日も新年、毎日が日々新生の日、新年元旦です。

『覚めている間も、眠っている間も、一分一秒といえども、神の護りなくしては私たちは生きていられなかったはずである。』
 まったくですね! 私は意識して心臓に毎分何回鼓動するように命じたことはありません。寝ている間も、肺に呼吸するように頼んだ記憶もありません。生まれてからこの方、肉体の機能は“自然”に私を生かしてくれています。この“自然”の働き、「本能」もまた神のお働きの一部です。毎日おいしくお食事をいただき、毎日グッスリと休めるのも、全て神様のお力のお蔭です。

『日光は、空気は、水は、食物は、すべて神より来たり、私たちを養い給うたのであり、これからも常に養い給うのである。』

 身近な、日光、空気、水、食物・・・私達を生かそう、生かそうとして存在しているこれら一切もまた、神様の私達を生かそう生かそうとされるご愛念の賜です。

 近年、人類がその恩恵を忘れて、自然からあまりにも収奪して地球環境に大きな影響を与えていることは、この神様のご愛念ご恩に逆行することですので、「生長の家」では真剣にこの地球環境問題に取り組んでいます。

『神はすべてのすべてであり給う。天地一切のものは、神の愛と智慧と生命との顕現であり、私たちは人間も神の愛と智慧と生命との顕現であるから、天地一切のものと、私たち人間は、同根であり、兄弟姉妹であるのである。それゆえに、天地間の一切のもの悉くみな私たちの味方であって、私たちを害する者など何一つないのが実相である。』

  ここには、神の創造された完全な世界、「実相世界」の姿が描かれています。
 すべての人々、すべての動植物・鉱物、即ち天地一切のものは「神の愛と智慧と生命との顕現」ですので、天地一切のものは、すべての人々もすべての動植物・鉱物も、本来大調和していて、お互いを害し合う存在ではありません。ですので、『天地間の一切のもの悉くみな私たちの味方であって、私たちを害する者など何一つないのが実相である。』という訳です。
 私達が、すべての人々、すべての動植物・鉱物、大自然、大宇宙に感謝し和解した時、忽ちその人の周囲に神の世界「実相世界」が、「現象世界」に投影することになります。

『もし私たちが何者かに害されたり傷ついたりすることがあるならば、天地と同根であり一切の存在と兄弟である自分の実相をわすれて、天地一切のものと自分の心とが不調和になったことの反映であるから、神は「省みて和解せよ」と教えられているのである。』

 もし人と人との間に不調和があれば、「大調和の神示」にあるように、速やかに「省みて和解せよ」といいう訳です。感謝し和解が出来れば、速やかに大調和の世界が顕現いたします。
 地球環境問題も同様です。人類が地球環境を傷つけて害した結果が、今日、深刻な課題として人類に提示されてありますが、速やかに化石燃料に頼ることを止め、森林伐採等で多くの動植物を害することを止め、自然エネルギーの活用を図り、多くの動植物との共生を図ることを進めれば、地球は再び美しくて安全な環境を取り戻すことができます。

『神はすべてのすべてであり給い、一切処に遍在し給うのである。神は無限にして神聖、常に永遠に、そして今ここに、私を取り巻き、私の周囲に、上にも下にも、左にも右にも、前にもうしろにも、天地、上下、四方、四維、神の在(いま)さざる処は無いのである。』

 何と心強い、何とありがたいことでしょう。
 天津祝詞に「高天原に神詰ります」とありますが、まさに私達の実相は、そして実相の投影であるこの現象世界にあっても、常に天地、上下、四方、四維、神の在さざる処は無いのですね!
 呼吸する時、私達は神様の御徳を呼吸し、私達の頭、顔、後頭部、胸、背中、腹、腰、手足のつま先に至るまで、すべて神の生命、神の光に充ち満ちているという訳です。
 私達の見る世界、見る人々、皆、本来“神の子”の人々のみです。

『その神の最高の表現体として、今私はここに生きてあるのである。したがって私は、永遠の存在であり、有限に見ゆれども無限、個と見ゆれども全、久遠即今、調和おのずから備わり、万物の霊長であり、万物の支配者であるのである。したがって、我が往くところ常にそこは極楽となり、地上に天国の秩序が実現し、争いは消え、暗黒は滅し、病は癒され、悦びと感謝とに充たされるのである。』

 私達は、肉体という有限の存在ではありません。肉体という素晴らしく精巧な道具を頂いていますが、「私」の顔、「私」の手、「私」の足、「私」の体と言うように、すべて「私」の所有格で、「私」が所有するものであっても、「私」そのものは手でも足でも体でもありません。「私」そのものは、そのような肉体を超えた「霊的実在」、永遠不滅、完全円満、無限生長、無限創造の「神の生命(神の子)」そのもの、「光」そのものです!

 「光」が進む時、迷いという闇が消え、迷いの産物なる罪と、病と、死とが消えてしまいます。

『私は今、この真理に目覚めたのである。この真理に目覚めることが新生である。私は今新生して、新しき日を迎う。過去は過ぎ去り、すべてのもの新しき悦びに満たされ、すべての者、神に向いて讃歌を謳う。真理の御光り照り輝き、今より後、悲しむ者なく、嘆く者なく、苦しみによる呻きも、叫びも、この世界より消え、ただ神に向かいて感謝の歌を謳う。その歌、天地に舞のぼりて、天上楽となり、地に降りて泰平楽となる。まことに我れ新生して真理に目覚めたる今、ここに久遠実成の浄土が現実に存するのである。われ今、神を敬し、神に感謝し、悦びの讃歌を献げ奉る。頓首、合掌して、再拝又三拝す。ありがとうございます。』

  現象はない! 在るのは「実相」独在である! そう分かった時が新生の日、新しい出発の日です。
 この「生長の家」の真理が世界に広がる時、この世界に地上天国・極楽浄土が現成いたします。今、あなたがこの真理に目覚める時、忽ちあなたの周囲には地上天国・極楽浄土が現成いたします。なぜなら、あなたは、神の愛したもう独(ひと)り児、愛(めぐ)し児、秘蔵っ子なのですから。

 天国・極楽浄土は、遠き世界にあるのでも、死後の世界にあるのでもありません。今、此処に、在る。「生長の家」は本当に素晴らしいですね!

 『真理の吟唱』、是非日々拝読して、全文、熟読・味読ください。

        (牧野尚一:H29.01.21)

※以下の紹介文は、世界聖典普及協会HPからの転載です。

・『聖経版 真理の吟唱』谷口雅春(著) 日本教文社刊
 定価 1,620円 (本体 1,500円+税)  新書判・布装/312頁
 ISBN 978-4-531-05039-0

【内容紹介】 
 霊感によって受けた真理の啓示を、言葉の力を自由自在に駆使して読む人の運命を改善する。朗読しやすいリズムをもった文体で書かれた“真理を唱える文章”集。太字使用、総ふりがな付。

・『大型聖経版 真理の吟唱』谷口雅春(著) 日本教文社刊
 定価 2,376円 (本体 2,200円+税) A5判・上製布装/312頁
 ISBN 978-4-531-05168-7

【内容紹介】 
「メガネなしで読みたい」「孫と一緒に読める大型版を」という読者の声にお応えしました。光と祝福に満ちあふれた真理の言葉で、あなたと家族を明るく幸福な人生に導く毎日の修養書。

・『真理の吟唱 CD版(全章収録)』谷口雅春(朗読)
 定価 10,286円 (本体 9,524円+税)  CD5枚組(各集約60~75分収録)
 セット箱(紙製)入り
 製造:アルメディオ
 制作・発行:世界聖典普及協会

【内容紹介】 
『真理の吟唱』(谷口雅春著、日本教文社刊)の全ての祈りの言葉、全85章を生長の家創始者自らが朗読。朗読の際の注意や難しい語句は随所で解説。潜在意識を根底から浄化する必聴のコンパクト・ディスク。よりクリアーな音声で、聴きたい祈りがすぐ聴けるようになり大変便利になりました。ぜひ、この機会にお求め下さい。

※単品でもお求めになれます
 第一集 新生のための祈り
 第二集 自覚を深めるための祈り
 第三集 神の世嗣たる祈り
 第四集 新天新地をひらく祈り
 第五集 神を讃美する祈り

                                 以 上

三度目の雪

 “森の中のオフィス”に、この冬三度目の雪が降りました。

 屋根の真下のツララは、年を越して元気です。

170121


        (牧野尚一:H29.01.21)

2017年1月16日 (月)

黒き目の子鹿

 先日の退勤時、周りが真っ暗な中を下る通勤バスの行く手に子鹿が見えました。既に先に親鹿が渡っていたのでしょうか、通勤バスのライトを浴びても物怖じせず慌てる気配もなく、ゆっくりと道を横切って行きました。

 小雪舞う 夜の車道を 横切りて
 黒き目の子鹿 ゆるく歩みゆく

 写真は、孫のYクン(小2)の作った紙粘土のゾウとクジャクです。

170116

        (牧野尚一:H29.01.16)

2017年1月14日 (土)

「生長の家講習会」は素晴らしい!

 生長の家の教えとはどのようなものなのか知りたい、学びたいとお考えの方は、是非「生長の家講習会」にご参加ください。全国59会場で2年に1度開催される講習会では、生長の家総裁・谷口雅宣先生、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生のご講話を直接聴くことができます。また、信徒の体験談や聖歌の合唱なども行われて、1日ゆったりと教えを学ぶことができます。開催教区以外の方、信徒でない方も自由に参加できます。

 直近の日時と会場は、以下の通りです。

◆2017年1月の予定◆

 15日(日) 沖縄県 メイン会場 沖縄コンベンションセンター[劇場棟]

 29日(日) 群馬県 メイン会場 桐生市市民文化会館
             高崎会場  生長の家群馬県教化部

◆2017年2月の予定◆

  5日(日) 高知県 メイン会場 高知県立県民体育館
             教化部会場 生長の家高知県教化部会館
             須崎会場  須崎市立市民文化会館
             幡多会場  宿毛市総合社会福祉センター

 19日(日) 鹿児島県 メイン会場 鹿児島市民文化ホール
              川内会場  川内文化ホール

  ※時間はいずれも午前10時〜午後3時です。

◆講習会テキスト◆

 生長の家講習会のテキストは、下記の2点です。

・谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』
・谷口雅宣先生著『宗教はなぜ都会を離れるか?——世界平和実現のために』

  ※当日、会場でもお求めになれます。

        (牧野尚一:H29.01.14)

※以下の紹介文は、世界聖典普及協会HPからの転載です。

・『如意自在の生活365章』 谷口雅春(著) 日本教文社刊
 定価 1,890円 (本体 1,750円+税)  四六判・上製/314頁
 ISBN 978-4-531-05073-4

【内容紹介】 
 秀れた霊的状態において書かれた本書は、宗教的に極めて深い聖句に満ちている。著者自身も再読して、「真理の表現に感動し若返った」と述べる、365章シリーズ中でも圧巻の書である。

【目次より】
第一篇 実相界に超入し霊の洗礼による“新生”を得よ
第二篇 われ等、神の自己実現として
第三篇 あなたを幸福にする“心の法則”と真理
第四篇 眼耳鼻舌身を超える
第五篇 われら創造神の延長として
第六篇 地上に天国を建立する道
第七篇 魂の進歩のための問題と努力
第八篇 神の智慧の導きを受けて
第九篇 生・死・老・病・健康・心の生活
第十篇 本当の自己を探ねる
第十一篇 天国・浄土・実相世界・竜宮海 ―古事記・仏典・聖書が示す共通の真理
第十二篇 真理は汝を自由ならしめん ―唯神実相論序説

・『宗教はなぜ都会を離れるか? 世界平和実現のために』谷口雅宣(著)
 宗教法人「生長の家」刊/日本教文社発売
 定価 1,500円 (本体 1,389円+税)  四六判・上製/388頁
 ISBN 978-4-531-05912-6

【内容紹介】 

宗教改革は“森の中”から

 人類社会が「都市化」へと偏向しつつある現代において、宗教は都会を離れ、自然に還り、世界平和に貢献する本来の働きを遂行する時期に来ている。

 本書は、国際本部移転後の生長の家の運動の方向性を示す、ブログ記事や全国幹部研鑽会での講話、秋季大祭での挨拶などを収録したもので、第1部「宗教は動く」、第2部「新しい文明の実現を目指して」の2部立て、全7章で構成。

 第1部第1章「運動の変化について」では、時代即応の生長の家の運動の変遷について詳述。第2章「神・自然・人間の大調和に向けて」では、『大自然讃歌』と『観世音菩薩讃歌』は、谷口雅春先生の『四部経』や『生命の實相』に説かれた「自然と人間の調和」に関する教えを補強されたものであることを明示。

 第2部第1章「偏りのない文明の構築へ」と第2章「対称性の論理を学ぶ」では、生活の中で「都会」と「自然」のバランスをとることの必要性を、第3章「宗教における都市と自然」では、宗教が都会から自然の中へと本拠地を移すことの意義を詳述。第4章『「ムスビ」の働きで新価値を創造しよう』では、タカミムスビノカミ(高御産巣日神)とカミムスビノカミ(神産巣日神)を新価値創造の「ムスビ」の神様と意識して運動することを提唱。第5章「なぜ肉食から遠ざかるべきか?」は、肉食忌避の宗教的意義を詳述している。

 著者は本書の中で、宗教が都会を離れ、自然に還り、世界平和に貢献すべき時であると強調している。生長の家信徒だけでなく、若い世代を含め、多くの人々に勧めたい。

【目次より】
第一部 宗教は動く
 第一章 運動の変化について
 第二章 神・自然・人間の大調和に向けて

 

第二部 新しい文明の実現を目指して
 第一章 偏りのない文明の構築へ
 第二章 対称性の論理を学ぶ
 第三章 宗教における都市と自然
 第四章 「ムスビ」の働きで新価値を創造しよう
 第五章 なぜ肉食から遠ざかるべきか?

参考年表
初出一覧
参考文献

●「はしがき」より
 私たちの心の持ち方は、生活の場が都市と自然の中とでは大きく異なる。そして、「都会的要素の偏重」は人間の本性に反する。このことが重要なのは、今日、世界の人類の半数以上が都市生活者になったからで、それによって今後、人間社会はもちろん、資源・エネルギーの需要や環境への影響もマイナスの方向に拡大すると予測されるのである。私は、人類社会が「都市化」という一方向へ偏りつつあることが、現代の様々な問題を生む大きな原因の一つだと考える。

                                以 上

2017年1月13日 (金)

人災部分を少しでも減らしましょう

1.日本が地震列島である理由

 インターネットに、目を引く記事があったのでご紹介します。

『年末年始に相次ぎ“点灯”…巨大地震襲来の不吉なシグナル』日刊ゲンダイDIGITAL 1/7(土) 9:26配信

 日本が地震列島であることはよく知られていますが、それは次の様な理由からです。

 12月28日に発生した茨城県北部を震源とするM6.3の地震を観測以降、東日本を中心に揺れが続発しており、福島県沖を震源に31日にはM5.6、5日はM5.8の地震が発生したそうです。琉球大名誉教授の木村政昭氏(地震学)は、12月25日にチリ沖で起きたM7・7の地震との関連を指摘しています。

「チリやペルーなどの南米で起きる地震と日本付近の地震には規則性があります。まるでピンポンラリーのように、太平洋の東西で地震が行ったり来たりしているのです。というのも、太平洋の中央からやや東寄りに『東太平洋海膨』と呼ばれる海嶺が走っていて、米大陸から日本列島まで東西に広がっている。そうした構造から、チリ付近の大地震発生から1~4年後に日本付近で巨大地震が発生するリズムが繰り返されています」

 太平洋の西側のニューギニア方面で2000年にM8.0の大地震が起きると、01年には東側のチリ付近でM8.2の巨大地震が発生。揺り戻しのように西側の十勝沖で03年にM8.0、08年にM7.1の大地震が起きたという訳です。

 そこに重なっているのが、「バヌアツの法則」だそうで、南太平洋のバヌアツ周辺やソロモン諸島で大きな地震があると、数日~2週間後に日本でも大きな地震が起きる傾向を指摘するもので、昨年4月の熊本地震以降、その関連を不安視する声が高まっているそうです。1月4日にフィジー諸島沖を震源とするM7.2の地震が発生し、フィジーやソロモン周辺付近の海域では12月9日にM7.8、10日にM7.0の揺れを観測したそうです。

「日本列島は太平洋プレートの北方に位置するため、連動する可能性は大いに考えられます」(木村政昭氏)

 そして、千島海溝と伊豆・小笠原海溝をつなぐ日本海溝沖を震源とする大地震の周期について、元前橋工科大学教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)はこう言っているそうです。

「M8.3超と推定される1200年サイクルの貞観地震(869年)の再来期にあたり、M8.1とされる400年サイクルの慶長三陸沖地震(1611年)の時期もダブっている。日本海溝の巨大さからみれば、M9.0を観測した3.11の破壊力はささいな規模。大半が空白域と言っていい状態ですから、いつ巨大地震が起きても不思議ではありません」

 地震・津波も自然活動の一環ですので、今後もこれを避けることはできません。
 しかし、地震による被害を最小限にすることは人類の叡智で可能です。
 過去最大の津波を避けるためにそれより高い防潮堤や水門を作って、東日本大震災の時には、三陸海岸であるにもかかわらず、人命を一人も損なわず、一件の住宅も浸水被害のなかった村の対策は、今後の防災対策に大きな示唆を与えてくれるのではないかと思われます。

2.津波対策に成功したある村の対策

 NHK BSで放送された『英雄たちの選択』「大津波から村を守れ!~三陸海岸の村長の決断~」は、ご覧になられた方も多いかと思いますが、本当に素晴らしい内容でしたね。

 岩手県下閉伊郡普代村は、人口3,000人ほどの三陸海岸にある小さな漁村です。
 後に東日本大震災と名づけられた2011年3月11日、太平洋沿岸を津波が襲い、普代村にも23.6メートルの津波が襲来。しかし、15.5メートルの防潮堤と水門のおかげで、住宅の浸水ゼロ、一人の死者も出さずに済んだのでした。

 この15.5メートルの防潮堤(全長205メートル)と、同じく15.5メートルの普代水門の建設を提案し成し遂げたのが、普代村元村長・和村幸得(わむらこうとく)氏(1909-1997)です。
 昭和22年1947年に村長就任38歳。40年をかけて周囲を説得してこれを完成させました。

 まず、1967年に、村民の住宅をすべて太田名部地区に移動させて、防潮堤を完成させました。総工費は5.800万円。
  ところがその後、太田名部地区以外に新しい住宅地(300~350戸)が川沿いの上流地域に建設され、この住宅地や小学校を守るために1972年に普代水門を着工して、1984年、普代水門が完成します。総工費は36億円。

 津波の高さは、23.6メートルでしたが、二重の防波堤と防潮堤のおかげで、太田名部地区は津波が完全にブロックされました。
 一方、普代水門を乗り越えた津波の方は、水門のブロックとその先の防潮林のおかげで津波は途中で止まり、民家への浸水も人命の被害も0でした。

 和村村長が、なぜこれだけの情熱と巨費を投じてでも防波堤、防潮堤、そして水門の建設にこだわったかといいますと、昭和8年(1933)3月3日午前3時 の昭和三陸地震で、普代村は死者137人を出しました。当時、和村さんは24歳で村役場でアルバイトをしていたそうですが、その朝逃げた高台から見ると普代盆地が波で一面白くなったそうでした。

 歴史を遡ると、明治29年(1896年)6月15日の明治三陸地震では、太田名部地区人口267人中、死者は196人にも及んだそうです。
  和村さんは、「自然死できない場所を、普通の場所に変えたい」、そして村民の漁業のための防災をと考えて、全国の沿岸地の防災対策を視察して、普代村にもっとも適した防災対策を考えた、ということでした。
 この、「自分の地域にもっとも適した防災対策」ということが大事ですね。
 ただ一律に、防潮堤さえ作れば良い、というのではなく、地形や様々な条件の中で、それぞれの地域に最適な対策を考える、というきめ細かな対策が大切ですね。

 番組の中で、工学者の関西大学・河田惠昭教授は、
 「災害を考えるばあい、最悪のシナリオを考えなけれいけない」
と語っておられました。

 人間の都合でものを決めるのではなく、考え得る最善策を採る必要がありますね。

 和村幸得さんは、こう言っていたそうです。
 「二度あったことは、三度あってはならない。」

  貴重な、大切な言葉ですね。

 福島原発の津波による電源喪失は、日本列島の沿岸に立ち並ぶ54基の原発すべてに対する警告です。
 スリーマイル島、チェルノブイリ、そしてフクシマと、教訓はもう二度も三度も出ています。
 速やかに全原発を停止し、速やかに廃炉とすべきですね。そこに、原子力関係の専門家達の叡智を結集して、全世界の原発廃止・廃炉への先駆けとなってもらいたいものです。

        (牧野尚一:H29.01.13)

2017年1月 7日 (土)

暗黒物質(ダークマター)の理論に貢献した女性天文学者

 『毎日新聞』平成29年1月7日朝刊に掲載された、専門編集委員・青野由利氏による「女性天文学者に献杯」を興味深く読みました。

 それによりますと、昨年のクリスマスの夜、女性天文学者の草分け、米国のベラ・ルービンさんが亡くられたそうで、88歳との事。
 実は、暗黒物質(ダークマター)の存在を最初に確認したのがこのルービンさんだったのだそうで、初めて知りました。

 1960年代、共同研究者とともにアンドロメダ銀河を観測し、渦巻き銀河の中心から離れても星の回転速度が変わらないというデータから導いたそうで、簡単には信じてもらえなかったそうですが、多くの銀河を観測し、70年代には暗黒物質の存在を確かなものにしたとのこと。

『といっても、最初から狙いを定めていたわけではない。競争の激しい分野に嫌気がさし、「他の人がやらない地味な分野を手がけた」』そうです。

 人があまり関心を持たない分野に深入りして、素晴らしい成果を得るというのも大事なことですね。

 ところで、天文学で学士号を取得し、名門プリンストン大の大学院に進もうとしたら「女は入れない」と門前払い。多分今はそんな事はないのでしょうが、女性天文学者の道も最初はなかなか大変だったようですね。

『ジョージタウン大で博士号を取った時には、夜の講義を受ける彼女を研究者の夫が車で送り、車内で夕食を食べて待っていてくれたという。 』

 妻が夫を支え、夫が妻を支え、夫婦というものは本当に良いものですね。

『65年に女性で初めて歴史あるパロマー天文台の利用が許可された時には、男性陣から「女子トイレはない」と言われた。すかさず、スカート形に切った小さな紙を男子トイレのドアの表示に貼り、「ほら、あるじゃない」と言ったという逸話も残る。そんな思いをしたからこそだろう、後進の女性科学者の後押しに労を惜しまなかった。「男性に解けて女性に解けない科学の問題はない」。かつて示した言葉は色あせていない。』

 メディアやツイートには、「彼女こそノーベル賞を受賞してしかるべきだった」という追悼の声があふれたそうです。

『その業績が宇宙の見方を変えたことを思えば当然だが、それだけではない。ノーベル賞の歴史で物理学賞を受賞した女性はたったの2人。50年以上も女性受賞者が出ていないのは、確かに異常だ。
 それを彼女はどう感じていたのか。残念ながら本人の体調不良で取材はかなわなかったが、友人の女性天文学者がCNNに語った言葉はさわやかだ。「彼女はノーベル賞のことは気にかけていませんでした。自分の成し遂げた仕事にとても満足していましたから」』

 研究熱心で爽やかな人だったようですね。

  暗黒物質(ダークマター)、ダークエネルギーの存在は、今では常識になっていますが、その存在を最初に確認した人がこの方だったのですね。ご冥福をお祈りいたします。

        (牧野尚一:H29.01.07)

いのちは不滅である

 前生長の家総裁・谷口清超先生には沢山のご著書がありますが、その一冊に『伸びゆく日々の言葉』(日本教文社刊)があります。
  1月1日から12月31日まで、珠玉の真理のお言葉が綴られた365日の箴言集です。

 「1月7日 無限の生まれ変り」には、次の様にあります。

『人はたった一回だけ生まれて来るのではない。何故ならこの世に一回だけ生まれてくるにしては、宇宙はあまりにも広大無辺すぎる。一回だけでは、色々のことを学び切れない。一回だけ生まれ、あと灰になってしまっては、何の意味があるだろう。色々と学び、努めたのは、何のためであるか。もし一回だけ生まれるのであれば、人間はあまりにも不平等だ。差別がありすぎる。「平等」や「公平」が真剣に求められるのは、それが無限の生まれかわりの中で達成されることを予見しているからではないか。』

 「生長の家」の教えの中核の一つが、この「人間生命の不滅」という真理です。

 「生長の家」では、唯神実相論といって、五官で認識する現象世界のその奥に、永遠不滅、完全円満、無限生長、無限創造の素晴らしい世界・実相世界があって、人の生命もそこに存在している、と説きます。それゆえ、人間は皆“神の子”という訳です。

 「永遠不滅の生命(いのち)」
 本当にありがたい真理ですね!

        (牧野尚一:H29.01.07)

※以下の紹介文は、日本教文社HPからの転載です。

『伸びゆく日々の言葉』 谷口清超 (著) 
 定価 本体1,600円(税・送料別)  造本形式46判 ページ数288
 ISBN 9784531051663

【商品の説明】
 生き生きと希望に満ちた人生を送るための英知に溢れた、365日の箴言集。日常生活に即した12ヵ月のテーマと光輝く真理の言葉は、あなたを愛と勇気と悦びに満ちた日々にいざなう。

【商品の目次】
 いのちは不滅である(1/1〜1/31)
 くにの実相を観る(2/1〜2/29)
 あなたが主人公(3/1〜3/31)
 実相と現象(4/1〜4/30)
 無限に向上する(5/1〜5/31)
 神意を生きる(6/1〜6/30)
 愛の種々相(7/1〜7/31)
 信仰の姿勢(8/1〜8/31)
 自然に恵まれて(9/1〜9/30)
 感動の人生を送る(10/1〜10/31)
 日々最善を尽くす(11/1〜11/30)
 神想観を行う(12/1〜12/31)

【著者プロフィール】
 谷口清超

 大正8年(1919)10月23日、広島市に生まれる。東京大学文学部を卒業。
 昭和17年(1942)、『生命の實相』にふれて深い信仰体験を得る。やがて生長の家創始者・谷口雅春氏に師事。昭和21年(1946)、谷口雅春氏の長女、谷口恵美子・生長の家前白鳩会総裁と結婚。以後、生長の家副総裁として日本全国はもとより海外に教えを宣布する。昭和60年(1985)11月、生長の家総裁の法燈を継承する。平成20年(2008)10月28日、ご逝去(満89歳)。『谷口清超ヒューマン・ブックス(全10巻)』『谷口清超新書文集(全10巻)』(日本教文社刊)など多数がある。

2017年1月 6日 (金)

谷口純子先生、お誕生日おめでとうございます

 1月5日は、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生の65歳のお誕生日です。心よりお祝い申し上げます。

 先生は、講習会はじめ毎月の機関誌や普及誌、そして先生のブログ『恵味な日々』、Facebook『生長の家白鳩会総裁』等でいつも素晴らしいご指導をいただいております。

  ご著書も『平和のレシピ』等、多数ございますので、ぜひ熟読・味読ください。

 また、毎年『日時計日記』を監修されて出版いただいています。
 私も、毎日この日記をつけることが楽しみで、この日記のお蔭で様々な希望がすべて成就しています。心で描いたものが実現する、そして“コトバの力”で良いコトバを使うとコトバ通りに良い事が実現するというという“心の法則”が、この『日時計日記』をつけることで体感されます。

  まだ『日時計日記』を書いておられない皆様は、この新年がチャンス!
 ぜひお勧めいたします!

 生長の家総裁・谷口雅宣先生は、この祈りの成就するポイントを次の様に書かれています。(谷口雅宣著『観世音菩薩讃歌』生長の家刊)

『神の創造の世界には
 すべての善きもの既に在るなり。
 それ以外に「ねばならぬ」もの不要なり。
 神の創造の世界には
 すべての義(ただし)きもの既に在るなり。
 そのほかに「ねばならぬ」もの不要なり。
 神の創造の世界には
 すべての美(よろ)しきもの既に在るなり。
 そのほかに「ねばならぬ」もの不要なり。
 汝ら執着を捨ててなお
 「吾が希望神の御心に合致す」との想い消えざれば、
 その希望実現の相(すがた)を念じ、
 「すでに受けたり」と神に感謝を捧ぐべし。
 「ねばならぬ」の心を放ち、
 結果のすべてを神に委ねるべし。』(
pp.60-62)

1.まず、神様の創造された世界(「実相世界」といいます)は、「既に」善の世界、
 義の世界、美の世界として完成されています。
 「生長の家」ではこれを「唯神実相」、唯、神様の完全円満・永遠不滅・無限生長・
 無限創造の世界のみが「実相」(ほんとうのすがた)として独在している、
 と説きます。(「縦の真理」ともいいます。)
  その世界に、既に善きものが全て備わっていますので、それが私達の心の中に、
 「夢」や「希望」、「理想」として湧いてきます。既に、完成されて存在している
 からこそ、私達の心の中に湧いて来るのです。
  先ず、「夢」や「希望」、「理想」は既に「実相の世界」で成就していることを
 認めること、信ずることが第一ですね。

2.「実相の世界」で善きこと(真・善・美)が既に成就しています。
  その「実相の世界」がそのまま「現象の世界」に投影すれば、そこは忽ち天国・
 極楽浄土ですが、この「現象の世界」は、人の心が創造する世界でもあり、
 「現象は心の影」とも申します。三界唯心の所現で「心の法則」が働いているの
 です。(「横の真理」ともいいます。)
  従って、私達が物事を成就しようとする時、「○○を成就してください」と
 祈ることは効果が薄いのです。というのは、「○○を成就してください」と
 祈ることは、心の中ではまだ「○○」は成就していない、だから「○○を成就
 してください」と祈りますので、「○○」はまだ成就していないと心の中で強く
 認識することになりますので、「心の法則」により、成就していないという姿が
 いつまでも続くということになります。
  そこで、速やかに物事を成就するには、「既に成就している」と祈るのです。
  それが「平和」でしたら、まず「神の世界」に成れる実相の「平和」の世界を
 「既に成就している」と心の中にしっかりと描きますと、「心の法則」(唯心所現
 の原理)により、その姿が速やかに地上に顕現する、という訳です。

 『「すでに受けたり」と神に感謝を捧ぐべし。』とお教えいただいていますように、
 「すでに受けたり」と神に感謝する祈りが、本当の正しい祈りです。

3.最後に、
 『「ねばならぬ」の心を放ち、
  結果のすべてを神に委ねるべし。』

 とありますように、神様に全托をすることが大切です。
  物事の成就は、人為ではなく、すべて神様の為さることですので、神様にお任せ
 して日日の仕事に、愛行に勤(いそ)しんでいる時、自然に物事が成就いたします。
   愛行とは、文字通り、自然にも人にも「愛」をもって深切な行いを行ずることで、
 やはり「愛」の心(四無量心、ムスビの心)こそが、何よりも大切ですね。

 要約いたしますと、
1.まず、神様の創造された世界(「実相世界」といいます)は、完全円満・永遠不滅・
 無限生長・無限創造の世界で、「既に」私達の心から湧いて来る「夢」や「希望」、
 「理想」はその「実相の世界」で成就していることを認めること、信ずることが
 第一ですね。

2.その「神の世界」に成れる実相の善きものを「既に成就している」と心の中で
 しっかりと描きますと、「心の法則」(唯心所現の原理)によりその姿が速やかに
 地上に顕現します。そこで、「すでに受けたり」と神に感謝する祈りが、
 本当の正しい祈りです。
  特に、紙に書いて貼っておいたり、『日時計日記』等に書くことで、

一層心の中で成就する確信が深まります。これが“コトバの力”です。

3.最後に、神様への全托と、愛行の実践ですね。

 あなたの希望が、神の御心に叶い、実相の世界に成就しているものであれば、こうして悉く成就して、百事如意の自在な生活があなたの周囲に展開いたします。『日時計日記』にぜひあなたの希望を沢山書いて、それが成就して行く人生の妙をお楽しみください。

 今年も又、生長の家総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生からますますお健やかにてご指導いただけますことに、心より深く感謝申し上げます。

        (牧野尚一:H29.01.05)

※以下の紹介文は、日本教文社HP世界聖典普及協会HPからの転載です。

・『平和のレシピ』谷口純子著 定価(本体1389円+税) 生長の家発行/日本教文社発売
 四六判・上製・248ページ ISBN978-4-531-05269-1 C0095

●世界を幸せにする、新しい暮らしと食のスタイル

 私たちがどのように暮らし、何を買い、何を食べるのかは、世界の平和に直接影響を与える。本書は、すべてのいのちと次世代の幸福につながる、新たなライフスタイルを提案する。

 著者は本書に収録されたエッセイと講演録の中で、人生の光明面を見て、すべての恵みに感謝して生きる「日時計主義」に基づいた、幸福な家庭生活の秘訣を紹介。さらに日々の暮らしの中での「消費」や「食」の正しい選択を通じて、環境破壊や資源の浪費、世界の労働者の貧困化を防ぐこと等で、平和の実現に貢献できる生活への転換を勧める。著者はまた、女性の社会的活躍に大きな期待を寄せている。一人一人の生活の改善を通じて世界を変えていく、新しい生き方の「レシピ」を提案した一冊。

 なお、本書は読みやすい総ルビ付きで、著者によるイラストと写真をフルカラーで多数収録。

●平和のライフスタイル、5つの提案
*「日時計主義」で生きる
*肉食を控えよう
*買い過ぎない、持ちすぎない
*地産地消を心がける
*家庭菜園にチャレンジする

・『日時計日記 2017年版』 谷口純子(監修) 定価 900円 (本体 833円+税)
 B6判/上・下巻セット/紙ケース入り ISBN978-4-915759-45-1
 宗教法人「生長の家」刊

【内容紹介】 

 毎日のページ下段には「智慧の言葉」を掲載!
 谷口純子先生の挿画を月毎にカラーで掲載!

 太陽の輝く時刻のみを記録する日時計――。
 そんな日時計と同様、毎日の明るい出来事や希望のみを記録するための日記帳『日時計日記』です。
 日々、明るい言葉を書き続けることにより、その言葉の力によって、毎日が明るく充実してきます。

 2007年に発売以来、毎年大好評の日記。携帯に便利な上下二分冊、紙ケース入り、住所録と年間の予定表が別紙として付き、ポケットに挟んで一年間通じて使用できます。
各月の扉には生長の家総裁・谷口雅宣先生、前総裁・谷口清超先生、創始者・谷口雅春先生、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生の言葉と、谷口純子先生の挿画をカラーで掲載。日記の横の断面には、月ごとに色を変えた印が付いて、各月をすぐに検索でき、使いやすくなっています。
 毎年、書き続けることにより、日時計主義の生活がより一層充実します。

 日ごとのページは、「スケジュール」「祝福・讃嘆・感謝の言葉・私の希望・願い・日記」「今日感じた自然の恵み/環境に配慮したこと」を記載できるほか、三正行の励行を記録する「神想観 聖典・聖経・讃歌・六章経 愛行」の欄もあり、真理の研鑽の記録に便利です。また、各ページの下欄には真理の言葉が掲載されています。巻末には、月ごとに電気やガス等の使用量を記録して、環境への配慮を具体的に把握できる欄も設けられています。

・『日時計日記 自由版』 谷口純子(監修) 定価 1,028円 (本体 952円+税)
 A5判・上製/216頁 ISBN978-4-915759-15-4  宗教法人「生長の家」発行

【内容紹介】 

 日時計のごとく、明るい喜び事のみを記録する日記帳の第2弾!
 2007年から毎年大好評の『日時計日記』の姉妹版

 『日時計日記』より一回り大きいA5判で丈夫な上製本。縦書き、横書きのいずれも可能。日付もフリーで、いつからでも書き始められ、また絵やイラストなどを描くなど、スペースを大きく自由に使うことができます。

 「今日のあなたへ」欄では、谷口雅春先生、谷口清超先生、谷口雅宣先生のご著書から抜粋したご文章53編を毎週1話づつ掲載。折々に、生長の家が説く日時計主義の生き方や環境保全の大切さなどを学ぶことができます。

・『観世音菩薩讃歌』谷口雅宣著 定価(本体1619円+税) 生長の家発行/日本教文社発売
 “生長の家の礼拝の本尊”とされる観世音菩薩について説き明かした長編詩を日常の読誦に適した典雅な経本として刊行。
※讃歌の前後に「観世音菩薩を称うる祈り」(谷口雅春作)と「自然流通」(谷口清超作詞)を掲載。
 布装上製折本/貼函入(16.5㎝×7㎝)総ルビ付き/100頁 ISBN978-4-531-05909-6 C0014

・『合本 讃歌』(大自然讃歌、観世音菩薩讃歌)谷口雅宣著 定価(本体1,296円+税) 日本教文社発行
 谷口雅宣・生長の家総裁の経本『大自然讃歌』と『観世音菩薩讃歌』の内容を合わせて収録し、これに「新生日本の実現に邁進する祈り」を加えたもの。両讃歌の携帯版で、手のひらサイズの手帳型。
 布装上製/天金/貼函入(12.3×6.2cm)/総ルビ付き/180頁 ISBN978-4-531-00027-2

“新しい文明”のはじまり

 新年あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

 生長の家総裁・谷口雅宣先生が、先生のブログ『唐松模様』に、「2017年1月1日 (日) “新しい文明”の基礎づくりを始めよう」と題されたメッセージを掲載いただいております。ありとうございます。ぜひ、全文を熟読・味読ください。

 総裁先生はその中で、「“新しい文明”の基礎を作るための3カ年計画」がスタートする年にあたり、3つの実践項目を紹介くださっています。

『1つは「ノーミート、低炭素の食生活」、2つ目は「省資源、低炭素の生活法」、そして3つ目は「自然重視、低炭素の表現活動」です。この3つは、私たちの運動の中で、すでに昨年から各地で実践され始めていますが、これらをもっと積極的、大々的に、そして私たち信仰者の「倫理的な生き方」の証として、喜びをもって展開していくことを通して、周囲の人々に生長の家の御教えを確実に伝えていきたいと念願しています。』

 北杜市に移りましてから3年が過ぎ、私も自然の懐に抱かれて生活する喜びを満喫しています。電気バスでの通勤の道すがら眺める山々や空、森の木々や花々、別荘とおぼしき様々な形状の家々・・・
 皆、こころ楽しませてくれます。バスが少し揺れますので読書は避けて、イヤホンで“田園”や“第九”などを楽しみながら通勤させていただいています。

 さて先生はメッセージの中で、『昨年、2016年の世界で特徴的だったのは、ポピュリズムの台頭でした。』と指摘されています。

『これを宗教的に言い直すと、現在の社会には、神の御徳である「知恵」「愛」「命」の表現が、極端に偏っているということです。だから、私たちはもっと強力に、社会の全面に神の御心を表す活動を、積極的に展開していかねばなりません。そのためには、自然界をこれ以上破壊するのをやめなければなりません。神の御心は、自然界に充満していることを忘れてはなりません。自然から奪うことが富の実現だと考える“旧い文明”に別れを告げましょう。そして、自然を養うことにより人間の幸福を実現する“新しい文明”を構築しましょう。それが、この地球社会を“対立の世界”へ転落させるのを防ぎ、平和の道へ引きもどす唯一の方法です。』

 今年一年もまた、総裁先生のご指導を仰ぎつつ、“新しい文明”の基礎作りに貢献して参りましょう。

 皆々様のこの一年が、ますます幸多き一年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

        (牧野尚一:H29.01.01)

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 賀状替わりに、孫の大和クン(小2)の絵を見ていただけましたら幸いです。

170106

170106_2

 ハシビロコウは家内が好きな“鳥”で、家内の要請で書いてくれました。

         (牧野尚一:H29.01.01

2016年12月27日 (火)

良き新年をお迎えください

 生長の家創始者・谷口雅春先生著『静思集』(日本教文社刊)の第3章『神国実現への手紙』には、谷口雅春先生のお歌が5首掲載されております。新年を迎えるにあたり、改めて心楽しく読ませていただきました。
 (掲載頁は、上から順番に70、71、72、77、82頁です。)

 此の世をば浄土とぞ思う大神の名誦(みなず)しおれば眼の裏(うち)あかるし

 ひとすじの道ふみ行けば燦然(さんぜん)と光みちわたるわが世界来(き)ぬ

 ただひかり光の中に我れ澄(す)めりすべてみひかり我れもみひかり

 「わが神」と称(よ)べば我が身にいと近く我が身の中(うち)に神いますなり

 ものなべて吾れを活かすと云う浄土(くに)に生れ来(こ)し身の幸(さいわ)いを憶(おも)う

 Xmasも終わり、いよいよ年の瀬が迫ってまいりました。
 今年一年の皆様方のご厚情に深く感謝申し上げますとともに、来年もまたよろしくお願い申し上げます。
 良き新年をお迎えください。合  掌

         (牧野尚一:H28.12.27)

※以下の紹介文は、日本教文社HPからの転載です。 

・『靜思集』谷口雅春 (著) 新選谷口雅春選集 (12) 定価本体1,500円(税・送料別)
 造本形式B6判/布装上製 ISBN 9784531010622 日本教文社刊

 著者が、静思と瞑想と内観によって得た深い悟り、新しい人間観を手紙の形で綴り、手紙の文体では書きにくい科学的なものや、哲学的なものを、随筆風に書き綴った人間新生の書。

2016年12月24日 (土)

祝 谷口雅宣先生お誕生日

 生長の家総裁・谷口雅宣先生が、12月24日、65歳のお誕生日をお迎えになられました。心よりお祝い申し上げます。

 先生のご著書『宗教はなぜ都会を離れるか? 世界平和実現のために(生長の家刊)の第二部「新しい文明の実現を目指して」の第一章「偏りのない文明の構築へ」には、「観世音菩薩の謎」「観世音菩薩とは“神の子”の別名」という小見出しで、観世音菩薩についての素晴らしいご指導があります。(pp.113-138)
 ぜひ、全文を熟読・味読ください。

  世の中には、観世音菩薩の彫像や画像等が沢山ありますね。お名前も、聖観音、十一面観音、千手観音、馬頭観音、如意輪観音、准胝観音等々様々です。

 では観世音菩薩と「人間は神の子」という「生長の家」の教えとは、どの様な関係があるのでしょう。本書の中では次の様に説かれています。

『それは私たちの“本当の心” を引き出し、実感するための、伝統的に工夫された信仰の対象であり、またそれを形に表現した彫像、あるいは画像であるということになります。それらを通して私たち人間は、おびただしい数の問題を解決し、宗教的な救いを体験してきたのであります。』(pp.133・134)

 この“本当の心”を、良心とも言い、私たち全ての人々に宿る「神の子」の本性、神性なのですね。

『私たちの本性は皆「神の子」ですから、虚心になってその声を聴くことができれば、それは“観世音菩薩の教え” として感じられるということです。』(p.134)

 即ち、神仏は宇宙に遍満しておられると同時に、私たちの“本当の心”として内在しています。それ故にこそ私たちは「神の子・仏の子」であるわけです。その内なる“神の声”に常に耳傾けて生活し、日日を送らせていただくことが即ち“神の子”の生き方であり、その時、人生が神生になるという訳です。
 そして、私達が忠実に自己内奥の声・本心(観世音菩薩のお導き)に素直に従ってエシカル(倫理的)な行動をとった時、

『汝らは神の子なり、仏子なり。
 “生命の炎”自在に統御し、
 自己の内なる神の目的に活用せよ。
 しかして
 内部理想の実現に邁進せよ。
 そのとき、
 自己内奥の“本心”深く満ち足りて、
 「善き哉、善き哉」と
 神の御声汝らに囁かん。』

 (谷口雅宣著『大自然讃歌』生長の家発行/日本教文社発売 pp.45-47頁)

 無論、心の中からはいろんな“声”が聞こえてくるので、しっかりと甄別(けんべつ)することが大事ですね。

 『ですから生長の家では「三正行」を常に実践して、実相世界に心の波長を合わせ、そこから来る“メッセージ”に合った生き方をしなさい、ということを皆さんに申し上げているのであります。』(『宗教はなぜ都会を離れるか?』 p.138)

 私たちは日々神想観を深めて、常に神のみ声に従い、そして神の御心を実践する事によって自己の本性から「善き哉、善き哉」と賞賛の神のみ声を聴く。このような日々、そして人生を送る事こそ、神の子の生き方ですね。

  今年一年の総裁先生の素晴らしいご指導に深く感謝申し上げます。
 そして来年もまた、国際平和実現のための素晴らしいご指導を賜りますこと、重ねて深く感謝申し上げます。

         (牧野尚一:H28.12.24)

※以下の紹介文は、日本教文社HPからの転載です。

・『宗教はなぜ都会を離れるか? 世界平和実現のために』谷口雅宣著   四六判上製/388頁 定価(本体1389円+税) 生長の家発行/日本教文社発売 ISBN 9784531059126
 人類社会が「都市化」へと偏向しつつある現代において、生活の中で「都市」と「自然」のバランスを取ることの必要性を詳述。宗教は今こそ都会を離れ、自然に還り、世界平和に貢献すべき時期に来ていると強調している。
 本書の中で著者は、世界の人類の半数以上が都市生活者となるなか、人間社会の「都市化」への偏向が、人間社会への影響をはじめ、資源・エネルギー問題、環境問題など、現代の様々な問題を生む大きな原因の一つとなっていると指摘する。
 また、わたしたち現代人は生活のなかで「都市的要素」と「自然的要素」のバランスを取る必要性があることを詳述。
 さらにキリスト教、イスラーム、仏教における都市と自然との関係を紹介しながら、宗教が都会から自然へと活動の本拠地を移すことによって、宗教本来の役割を深めていったことを紹介し、今こそ宗教が都会を離れ、自然に還り、世界平和に貢献する本来の働きを遂行するべき時期に来ていることを強調している。
 そして、生長の家の対社会的運動の変遷や、現在取り組んでいる自然と人間とが大調和した新しい文明の実現を目指す運動、肉食忌避の運動についても詳しく述べている。

・『大自然讃歌』谷口雅宣著 定価(本体1429円+税) 生長の家発行/日本教文社発売
 生物互いに生かし合っている自然界を讃嘆し、〝自然即我〟の実相に目覚めしめる長編詩を日常の読誦に適した経本として刊行。
※讃歌の前後に「自然と人間の大調和を観ずる祈り」(谷口雅宣)と「水と森の歌」(谷口清超作詞)を掲載。
 布装上製折本/貼函入(16.5㎝×7㎝)総ルビ付き/65頁 ISBN978-4-531-05908-9 C0014

・『観世音菩薩讃歌』谷口雅宣著 定価(本体1619円+税) 生長の家発行/日本教文社発売
 “生長の家の礼拝の本尊”とされる観世音菩薩について説き明かした長編詩を日常の読誦に適した典雅な経本として刊行。
※讃歌の前後に「観世音菩薩を称うる祈り」(谷口雅春作)と「自然流通」(谷口清超作詞)を掲載。
 布装上製折本/貼函入(16.5㎝×7㎝)総ルビ付き/100頁 ISBN978-4-531-05909-6 C0014

・『合本 讃歌』(大自然讃歌、観世音菩薩讃歌)谷口雅宣著 定価(本体1,296円+税) 日本教文社発行
 谷口雅宣・生長の家総裁の経本『大自然讃歌』と『観世音菩薩讃歌』の内容を合わせて収録し、これに「新生日本の実現に邁進する祈り」を加えたもの。両讃歌の携帯版で、手のひらサイズの手帳型。
 布装上製/天金/貼函入(12.3×6.2cm)/総ルビ付き/180頁 ISBN978-4-531-00027-2

祝 天皇誕生日

 12月23日は、今上陛下83歳のお誕生日です。心よりお祝い申し上げます。

 お誕生日に際し、天皇陛下のお言葉が、宮内庁のホームページに掲載されてありました。

 常に国民に寄り添い、世界の平和実現に率先して行動しておられる陛下の大御心に深く感銘いたしました。
 ぜひ、全文をご拝読ください。

 また、天皇・皇后両陛下のお写真や、ビデオも拝見することが出来ました。
 お健やかなお姿を拝し、ますますのご健勝をお祈りいたします。

        (牧野尚一:H28.12.23)

2016年12月20日 (火)

驚異の生物(いきもの)たち

 インターネットを見ておりましたら、面白いニュースが流れておりました。

 「J・キャメロン監督と和歌山高専 地球最深部で最圧好む新種バクテリア発見」

 それによりますと、映画「タイタニック」「アバター」の監督で冒険家としても知られるジェームス・キャメロン氏と和歌山工業高等専門学校、米国の海洋研究所らのグループが、地球上で最も深いマリアナ海溝で、新種のバクテリアを発見したというのです。

 非常に限られた環境から見つかったこの新種は、見つかっているバクテリアの中では、世界で最も圧力を好み、低温で生きるという特性が判明したそうです。

 マリアナ海溝チャレンジャー海淵から単離された新種のバクテリア「(学名)Colwellia marinimaniae( コルベ リア マリニマニエ)」は、これまで知られているバクテリアの最適増殖圧力を大幅に上回るそうで、これまでも、マリアナ海溝から新種のバクテリアが単離されているそうですが、今回発見された1,000気圧を超える超好圧菌の発見は稀とのことでした。

 今回発見した新種のバクテリアは、この時に採取された深海ヨコエビの一種から単離された株で、様々な実験の結果、このバクテリアは1,200気圧(6℃)を好み、1,400気圧まで増殖することができるものの、大気圧では生育することができない特性を持っているとのこと。

 ちなみに1,200気圧とは1200kgの固まりが1平方センチメートル に乗っかっている状態に等しく、これは軽自動車に足の親指の爪を踏まれ続けている感覚に近いとのこと!
 水圧は10メートル潜るたびに1気圧増えていくので、10,911メートルの深度を持つチャレンジャー海淵は1,090気圧のとんでもない環境とのこと。

 また、本研究のチームリーダーである米国スクリップス海洋研究所のダグラス・バートレット教授は、「今回の地球最深部での生命体の確認と培養技術の確立は、生物の全く新しい生存環境と深海生物調査技術の発展を明示するものであり、今後は生物多様性や生物工学のポテンシャル、そして生物の極限環境への進化適応研究が、さらに展開することに期待している」と話しているそうです。

 軽自動車の下に踏まれたくらいの圧力の中が一番最適というのですから、誠に様々な生物がいるものです。

 昨日ご紹介した、生長の家総裁・谷口雅宣先生の『大自然讃歌』(生長の家刊)の中には、次のような一節があります。
 (以下、『大自然讃歌』の引用頁は、谷口雅宣著『大自然讃歌』生長の家発行/日本教文社発売 です。)

『生命は神の無限の表現なり。
 生命は地上のあらゆる環境に生息地を見出すこと、
 科学者驚きをもって報告せり。
 摂氏百度を超ゆる温泉の中、
 零度をはるかに下回る永久凍土、
 鉱山の強い酸性の廃水にも
 極限微生物は繁栄せり。』(
12・13頁)

 実際、放送大学の「現代生物科学:第1回 生物多様性とは」(講師:松本忠夫・東京大学名誉教授)を眺めておりましたら、「極限微生物の生息例」としてこんな紹介がありました。

・超高温(90~113℃、最適105℃)
   :古細菌(Pyrobolus fumarii)
・超高圧(マリアナ海溝のチャレンジャー海淵、10,900m)
   :何百種という細菌や古細菌
・強放射線(100万ラド、広島原爆の1,000倍)
   :Deinococcus radiodurans
・長深度(地下3,000m)
   :SLIME(地下岩石帯・独立栄養生物)
・超低温(南極の氷床下にあるボストーク湖)
   :多数種の細菌が生息している可能性

 誠にも驚きですね!
 105℃が最適という生物がいたり、海上から10㎞もの海底という超高圧の海淵で生息する生物(!)、更には広島型原爆の1,000倍という放射能でも破壊されない生物、地下3,000mで生息する生物、そして、レーダー観測によれば南極の氷床下4,000mには、琵琶湖の10倍くらいのボストーク湖があり、そこでは多数種の細菌が生息している可能性があるとのこと!

 まったくまだまだ人智を超えた生命世界があるという訳ですね。

『生かし合いと棲み分けこそ、
 神の愛と無限の表現なり。
 これなくば、
 生物進化の永き過程で
 かくの如き多種多様の生き物
 地上に栄ゆること能わざるなり。』(
14・15頁)

 との『大自然讃歌』での総裁先生のご指導のとおり、多様な生物が、皆それぞれの働きをもって生かし合い、助け合っているのがこの世界ですね。

 従いまして、
『汝ら、
 姿形の異(こと)なるものを「異(い)なり」と見る迷いから覚めよ。
 「外形は唯自己の信念の影を見るに過ぎず」*1
 との教えを想起すべし。
 「億兆の個霊(みたま)も、悉くこれ唯一神霊の反映(うつし)な」り*2
 との真理、
 すべての生命に及ぶべし。
 すべての生命互いに兄弟姉妹なりと知れば、
 地球生命の繁栄の過程は
 神の知恵と愛と生命の表現なること
 自ずから明らかとならん。』(
19~21頁)

   *1 「聖経 天使の言葉」11頁
   *2 「聖経 天使の言葉」8頁
 出典:谷口雅春先生著、合本聖経『甘露の法雨・天使の言葉』日本教文社刊 2002年

 現段階で特定されている生物種の数は約140万種類あるそうですが、その中で一番多い種類が昆虫類で75~80万種。次が昆虫を除いた動物が28万種類。次が高等植物が25万種類。以下、菌類(きのこ)が6万9千種、原生動物3万1千種、藻類2万7千種、モネラ界(バクテリア)5千種、ウイルスが1千種あるそうです。

 松本教授によれば、これらの種の内、植物や脊椎動物については研究がかなり進んで正確さという点では5点満点で4点くらいまで分かっているそうですが、昆虫、軟体動物、甲殻類は3点。菌類、線虫類なら2点。そして、クモ類、藻類、原生動物、バクテリア、ウイルス等は1点、即ちほとんどまだまだ未知数だということでした。

 紹介された表からすると、たとえば、昆虫などは現在75~80万種類が特定されているようですが、800万種類はいるらしいですね。
 菌類も7万種類くらいは特定されているようですが、実際は150万種類くらいありそうです。
 ウイルスも特定されている1千種に対して40万種類、バクテリアも特定されている5千種に対して100万種類はいるようです。

 生物学の世界では、現在分かっている種の数は、実際の種の1%程度ということらしいですね。

 まさしく生物多様性で、この無限の生命の兄弟達によって地球という一個の有機体、生命体が成り立っているということですね。

 ちなみに、松本教授によれば、生物多様性に関しては3つのレベルがあるそうです。

・生態系レベル:湖、サンゴ礁、森林、草原、畑地
・生物種レベル:ヒバリ、イヌ、イチョウ、ムギ、ヒト
・遺伝子レベル:生物個体の遺伝性(色彩、大きさ、形など)

 地球という素晴らしいこの世界! その中の生物多様性、なかなか奥が深いですね。

          (牧野尚一;H28.12.20)

2016年12月19日 (月)

『大自然讃歌』を拝誦して

 私は毎朝、神想観の後、生長の家創始者・谷口雅春先生著『甘露の法雨』『天使の言葉』『続々甘露の法雨』、生長の家総裁・谷口雅宣先生著『大自然讃歌』 『観世音菩薩讃歌』を一日毎に順番に拝誦しておりますが、今日はその中の『大自然讃歌』(生長の家刊)をご紹介します。

 この長編詩も、聖経『甘露の法雨』『天使の言葉』『続々甘露の法雨』同様、拝読すればするほど深く教えられますね。
 天の童子の様々な質問に、天使(てんのつかい)が分かりやすく丁寧にお答えくださっています。
 (以下、『大自然讃歌』の引用頁は、谷口雅宣著『大自然讃歌』生長の家発行/日本教文社発売 です。)

『神の創造世界では
「善のみ唯一の力、
 善のみ唯一の生命、
 善のみ唯一の実在」*1と説かれたり。』(
24頁)

 *1谷口雅春先生著、合本聖経『甘露の法雨・天使の言葉』日本教文社刊pp.42-43、2002年

 この「」部分は『甘露の法雨』の一節ですが、これが「生長の家」の「唯神実相哲学」の中核ですね。
 ここから全てが出発いたします。

 私達が一般的にある、と感じているのは、五つの感覚器官(眼、耳、鼻、皮膚、口)を通して、それを頭脳が飜訳してここに“もの”がある、“ひと”がいる、“世界”がある、と感じています。五官を通して認識している世界、これを現在の象(かたち)の世界、「現象世界」と名づけています。

 しかし、五官による五感の認識は完全ではありません。視覚は可視光線の範囲(360-400 nm~760-830 nm)しか認識できず、可視光線より波長の短い紫外線や、波長の長い赤外線は人間の視覚では認識できません。
 聴覚や嗅覚でも、人間以上に鋭敏な動物たちが沢山おりますね。

 そのような不完全な認識の中で“ある”と思っている世界に比較して、神の創造された「実相世界」は、完全円満、永遠不滅、無限創造、無限生長の素晴らしい世界で、その「実相世界」は、今、ここに在る、というのが、「生長の家」の唯神実相論です。
 その世界では、すべてが一体で、神と自然と人間とが大調和した一体の世界です。

 しかし、残念なことに人類の大多数はまだこの素晴らしい真理を知らずに、

『人間は未だ意識拡がる途上にありて、
 “自然即我”
 “我即自然”の実相に眼(まなこ)開かず。
 個にこだわり
 全を見渡し得ざる故に、
 自然と戦い、
 自然から奪うことで
 自己の価値増すと錯覚せり。』(
28・29頁)

 という訳です。
 しかし、悟りが深まりますと、
 “自然即我”
 “我即自然”の実相に眼(まなこ)が開きまして、「山川草木国土悉皆成仏、有情非情同時成道」の釈迦牟尼仏と同じ境涯に立つ事が出来ます。それがないと、無闇に自然を破壊したり、自然と対立したり敵視するという過ちを犯す事になります。

 経済優先という唯物論の考え方が、自由主義社会の中にも広く浸透して、これが現代における大きな問題となっています。このままこの考え方で社会が進み、国家が進み、世界が進む時、母なる大地としての地球そのものが大きくダメージを受けるのは明らかです。その結果は、人類そのものが一番大きな影響を受ける事になるのですから、因果報応、因果眩まさずですから、速やかな方向転換が必要ですね。
 原子力、石油、石炭等の化石燃料に頼って過剰なCO2を排出して地球を温暖化し、異常気象や珊瑚礁の島国等を水没の危機にさらしている現代文明は、早急に自然エネルギーの積極的活用に大きく舵をとる必要がありますね。

 「現象世界」は本来ナイ世界ですが、神の子・人間達の表現の世界として映し出されている舞台ですから、この地球、この宇宙を大切にするのは神の子の大切な使命です。

 生長の家創始者・谷口雅春先生は、“地球”について、次の様に書かれています。
 (谷口雅春先生著『新講 「甘露の法雨」解釈』日本教文社刊pp.39-40)

『 神は“宇宙を貫く生命”であるということ

 次に神さまは「宇宙を貫く生命」と示されているのであります。例えば、吾々の身体でありますが、これはやはり生命があるから一定の形をしているのでありまして、その生命がぬけたら形がなくなるのであります。同様に宇宙全体もやはり一個の生きものである訳なのです。地球なんかも、すばらしい生きものでありまして、この生きものを大切にしないといけないのであります。大地から植物が生えて来るのも、これは生命から生命が先き生えて来るのでありまして、決して物質からいのちが産み出されて来るというのではないのであります。

  地球は生きている

 地球が生きているなどと言いますと、唯物論的科学者は反対して地球を単なる鉱物の塊のように考えますが、地球が生きているということは、まことに大切な事であります。
 神道的名称で言いますと、地球の生命というものは国常立命の生命であるという事になるのであります。国常立命の“国”は、広義に説けば「宇宙」の事であり、狭義に説けば地球の事であります。この宇宙を、この地球を、常に--永遠に--立たしめている命、地球をかくの如き姿にあらしめている知性--魂--というのが、国常立命様であります。
 そうしますと、地球というのは国常立命様の生きたおん体であるという事になる。それですから吾々は大地を拝まなければならないという事になるのでありまして、地球も生きている--これは科学者よりも詩人の方がよく知っているのであり、「大地は踊る」とか、「地球は歌う」とかいって詩人は詩を作る。同じものでも、その人の見る心の相異によって地球は単なる鉱物に見えたり、また生きた神に見えたりする。どちらも本当である。ともかく、吾々は詩人の心になって地球を見る時、地球に生きているのであるという事がわかるのであります。』

 ある詩人は、地球を遠くから見たら、母なる顔だと分かる、と言いました。
 詩的直観からするとそうに違いありません。大地は美しい母の顔そのものなのだと、私も思います。

 さて『大自然讃歌』は、人間とは如何なる存在かについてもご教示いただいています。

『汝、神は自らの“似姿(にすがた)”として
 人を創り給いしこと忘るべからず。
 神は全ての総てなるが故に、
 “似姿”なる人にすべてを与え、
 人をして
 すべてを正しき位置に納めしめ、
 大調和の秩序を地上に顕現せしめんとす。』(
31・32頁)

 神が自らの“似姿(にすがた)”として人を創り給いしとは、何と素晴らしい真理でしょう!
 私たち一人一人は、皆かけがえのない神の“似姿”なのです!
 この事が理解されれば、全ての人々が互いを“神の子”として讃嘆し礼拝しあえ、忽ちに争いは消えて、地上天国・極楽浄土が顕現いたしますね。
 まず私達一人一人が、神が自らの“似姿(にすがた)”として私を創り給うたのだと、私達一人一人の生命の誕生に感謝いたしましょう!
 そして、一切の人を、自然を、宇宙を、神の顕現と礼拝いたしましょう。

 その人間・神の子の最勝の特長とはなんでしょうか。

『汝、
 人間最勝の特長忘るべからず。
 人間は他者を思いはかること
 地上の生物随一なり。
 されば仏道にて
 「四無量心これ菩薩の浄土なり」と説くに非ずや。』
(32・33頁)

 人間・神の子の最大最勝の特長は、「他者を思いはかること」とご指導いただいています。まったくその通りですね。動物同士も共生の思いがありますが、人類は、人類同胞ののみならず生物全てに対して思いを巡らす能力が与えられています。

 無論その素晴らしい力に気づかずに、あるいは限定して、人類同士を敵視したり、生物に冷たい対応をする人がいますが、それは人間・神の子の自覚の欠如からくるだけで、自分が神の愛児(めぐしご)との自覚が深まれば全ては一体と分かり、四無量心を行じてゆくことになります。

 自国民だけを愛すとか、人間だけを愛すとか自己限定していては、せっかくの神の子・無限力を発揮できませんね。

『イエス・キリストも
 「いと小さき者の一人に為したるは、
 即ち我に為したるなり」と教え給う。
 この自他一体の想いこそ
 人の人たる所以なり。
 四無量心は神の愛にして、
 “人間・神の子”の証なり。』(
33・34頁)

 このように、神の“似姿”なる“神の子”の最大の特長は、神の愛、四無量心をそのまま継承してある事に他なりません。
 人類を“神の子”として礼拝し、天地一切のもの、天地万物を“神”の生命の顕れとして礼拝し慈しむ心、これが“神の子”の心ですね。

 個としの明確な自我(個性)がある時、利害が異なりそれが対立の原因となりかねないようですが、そうではないのです。

『されど自らの意(こころ)よく識る者は、
 自己の内に神の声を聴き、
 神に於いて〝他者〟なきこと知るがゆえに、
 自己の如く他者も想わんと思いはかることを得。
 即ち彼は、
 神に於いて自と他との合一を意識せん。』(
38・39頁)

 その個性が“神”より神授のものである以上、自己の個性を深めれば深めるほど、自他一体、神我一体の自覚が深まって行くので、対立がなくなっていくのです。

 さて、人して生を受けますと、地上では肉体という“宇宙服”が必要となります。この肉体は頭脳はじめ本当に良く出来ていて、これだけ精緻な“宇宙服”にはただ感謝です。誠に使いやすく、便利この上なく、ただただ感謝です。
 とはいえ、人間生命は永遠不滅ですが、あくまで肉体は生命活動の表現のための道具であって、いずれ生命はこの道具を脱ぎ捨てる時期(即ち肉体の死)が来る訳です。
 ですから、間違ってこの肉体を人間そのものと思い込んではいけません。

『されど汝ら、
 人間の真の目的は肉体の維持・発達に非ず、
 地上に神の栄光現すことなり。
 肉体は神性表現の道具に過ぎず、
 欲望もまた神性表現の目的にかなう限り、
 神の栄光支える“生命の炎”なり。』(
41・42頁)

 私たちは、内在の神性こそ私たちの実相ですから、「生命の実相」は真(しん)であり、善であり、美そのものですから、私たちが善を行った時にのみ私たちはそこに真(まこと)を見、美を見、感じて感動するのです。

『汝らは神の子なり、仏子なり。
 “生命の炎”自在に統御し、
 自己の内なる神の目的に活用せよ。
 しかして
 内部理想の実現に邁進せよ。
 そのとき、
 自己内奥の“本心”深く満ち足りて、
 「善き哉、善き哉」と
 神の御声汝らに囁かん。』(
45~47頁)

 私たちは日々神想観を深めて、常に神のみ声に従い、そして神の御心を実践する事によって自己の本性から「善き哉、善き哉」と賞賛の神のみ声を聴く。このような日々、そして人生を送る事こそ、神の子の生き方ですね。
 世間の毀誉褒貶はあまり当てになりません。一番大事なことは、自己内奥の心のみ声、自己の本性からの「善き哉、善き哉」と賞賛の神のみ声こそが大事ですね。

『かくの如く人間の意識高まりて
 自己内奥の神を“我なり”と観ずるに到らば、
 自然と人間との戦いは消え、
 大調和の秩序地上に顕現せん。』(
47頁)

 地上天国・極楽浄土は、このように、神の子・人間の自覚の深化、まさに自己内奥の神を“我なり”と自覚する時、自ずから身の回りに展開し、そして世界へと広がって行きます。

 大自然讃歌は、そのまま神の子・人間の讃歌でもありますね。

・『大自然讃歌』谷口雅宣著 定価(本体1429円+税) 生長の家発行/日本教文社発売
 生物互いに生かし合っている自然界を讃嘆し、〝自然即我〟の実相に目覚めしめる長編詩を日常の読誦に適した経本として刊行。
※讃歌の前後に「自然と人間の大調和を観ずる祈り」(谷口雅宣)と「水と森の歌」(谷口清超作詞)を掲載。
 布装上製折本/貼函入(16.5㎝×7㎝)総ルビ付き/65頁 ISBN978-4-531-05908-9 C0014

・『合本 讃歌』(大自然讃歌、観世音菩薩讃歌)谷口雅宣著 定価(本体1,296円+税) 日本教文社発行
 谷口雅宣・生長の家総裁の経本『大自然讃歌』と『観世音菩薩讃歌』
の内容を合わせて収録し、これに「新生日本の実現に邁進する祈り」を加えたもの。両讃歌の携帯版で、手のひらサイズの手帳型。
 布装上製/天金/貼函入(12.3×6.2cm)/総ルビ付き/180頁 ISBN978-4-531-00027-2

・『新講 「甘露の法雨」解釈』谷口雅春 (著)  定価(本体2,600円+税) 日本教文社刊 ISBN9784531050628

         (牧野尚一:H28.12.19)

2016年12月17日 (土)

樹々の会話

 “森の中のオフィス”も冬間近。

16121704


 しかし、樹々も元気です。

 風に揺れながら会話していました。

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「今年はどんな年だった?」

「今年も、いい年だったなぁ」etc

         (牧野尚一:H28.12.17)

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